2016年9月20日火曜日

飲酒運転(さいたま市北区?)


平成28年(わ)第862号

古澤 典彦

道路交通法違反、過失運転致傷

【概要】
平成28年3月17日、飲酒運転で道路右側に停車中の車両に衝突した事故(の模様)です。

被告人質問途中からの傍聴ですが、法廷での被告人のへらへらした態度に非常に違和感を感じます。
判事も同様の感想を抱いたのか、「(反省が)伝わって来ないのは何故だと思いますか」と問いますが、被告人の回答は明後日方向です。
「大変なことをやってしまった、と留置されて思いました」とかナントカ被告人は述べますが、その言葉通りに反省している様には思えないから先の質問をされていることを理解出来ない様です。

事故当日、有休休暇を消化する為に職場を早退して、(昼間から)自宅で日本酒4合、缶酎ハイを飲んでいたところ、飲み足りないと感じスナックに行こうと思い立ち、自宅から車を運転して出掛けたと言います。
バスを使うのは面倒だった、帰りは運転代行を使うつもりだった、タクシーは電話番号が分からなかった、と色々弁解しますが、数々の選択肢の中から最悪の選択をしたのは被告人自身の判断です。

また、飲酒運転はこの日がはじめてと述べますが、大抵の飲酒運転事件の被告人は決まって同様の弁解をします。
被告人は本件事故の結果、昭和54年から勤めた市役所(区役所?)勤務の公務員の職を懲戒処分により離れて、今後は自宅で農業に従事すると述べています。

【求刑】
懲役8月

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