平成27年(わ)第1394号
中野 翔太(妻子捨男)
住居侵入、強盗殺人、占有離脱物横領(裁判員裁判)
【経緯】
一連の犯行に至る妻子捨男夫婦と不倫相手(妻子捨てサセ子、以降「サセ子」と略)の関係をツマ子、サセ子の調書などの取り調べが行われました。
捨男とツマ子(被告人の妻、法廷ではプライバシーに配慮され◯◯:まるまると呼称されています)は、平成18年に仕事上の相談をした事を切っ掛けに仲良くなり、平成20年に交際がはじまり、同年12月に結婚式、翌平成21年1月にムコ殿として入籍、その年の4月には長男が、平成22年12月には次男が誕生したといいます。
平成22年9月にツマ子の職場復帰を念頭に、両親の育児支援を期待してそれまでの緑区内の住居からツマ子の実家に移り住みましたが、ツマ子が次男を出産した頃から捨男が子供の面倒を見ず家事にも非協力的になったことから、ツマ子はストレスをため込み、夫の求めを拒んだ事(H22.12ころ)があったといい、以後セックスレスになったといいます。だからといって、外で子作りする必要は無いと思うぞ。
【捨男の二枚舌】
妻にはサセ子が、「別れたく無い」「別れるくらいなら、自殺する」「捨男の子供に危害を加える」と脅す、あばれる等と弁解し、他方サセ子にはツマ子が離婚に合意してくれないと言い訳しながら、ツマ子に対しては「別れたく無い」と伝えるなど全く真意が掴めない言動をしています。捨男はオツムの病気なのかな?少なくとも、ツマ子が調書の中で述べていますが、被告人は「優柔不断」な性格であることは間違いない様です。
強盗殺人の犯行直後にはサセ子と捨男は沖縄旅行に出掛けますが、旅行からの帰宅後には入籍するのだと思っていたとサセ子は述べています。
【サセ子の子、誰の子】
サセ子は平成26年9月に「(妊娠したのは)あなたの子」と捨男に伝えていますが、それぞれにわかには信じ難い弁解をします。
サセ子は元恋人と1年程同棲していたが、性交渉が一度しかなかったので捨男の子供だと思った、と述べています。この一度は、あくまでサセ子の自己申告です。
捨男は平成26年6月にサセ子と二度関係があったので自分の子供だと(かもしれないと)思ったと述べています。この二度も、捨男の自己申告です。この時点で、不倫相手に対してきちんと避妊していなかった捨男の倫理観は理解に苦しみます。自らの家庭の平和を守れない捨男に市民の平和を守れるのでしょうか。
平成27年5月にDNA検査によってサセ子の子は捨男との子でなかった事が明らかになったとき、サセ子は「別れた方が良いのかな」と捨男の意向を訊ねたと言いますが、明確な回答が無かった様ですから、先述の優柔不断な性格の一端が伺えます。
しかしながら、本件検査の結果を見る前にサセ子の(自身と血縁の無い)子供を認知していましたから、捨男には自身の子であると確信するに足る「身に覚え」が有ったとも推測する事が可能です。
【証人尋問】
本名秘匿の妻子捨てサセ子(サセ子)
ボソボソと話し、無言が長く続くため尋問が終わりそうにも有りません。
「無理矢理(捨男に)やられたと」警察に被害を申し出ると捨男を脅した事は無いと言います。
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