平成28年(わ)第692号等
谷口 州司(49)
恐喝、傷害、詐欺、窃盗
【追起訴】
平成27年1月にホンダノゾミと共謀し、川口市在住の被害者(44)からホンダが父親が事故に遭った、父親の経営する会社の運転資金として95万円が至急必要などと信じ込ませ、借金名目で95万円を騙し取らせました。
その後、被告人口座への振り込みが確認出来た模様です。本件起訴内容は争わない様ですが、以下の様に何とも安っぽい弁解を始めます。
【被告人の言い訳】
10年程前から、「ある人」から度々金銭を要求されていたと弁解していますが、金銭を要求される理由が全く説明されていません。
被告人が営業職として以前勤務していた日本橋の会社で営業に赴いた先が暴力団関係だったとか、勤務先会社が暴力団関係と知りながら営業に行かせた旨の言い訳をしています。しかし、被告人が個人的に脅される(金銭を要求される)理由には全く言及しません。
その後被告人は当該勤務先を退職し、自身の会社を設立しますがこの会社も「ある人」の影響から「やろうとしていた事」が出来なくなったと、悲しい身の上話し?を語ります。実際に被告人経営会社の営業実態が定かでは無い様です。(そもそも、被告人のやろうとした事が明らかではありません)
そして「ある人」から呼び出され、脅されるまま現金を手渡していたと弁解します。
(だから、振込明細等の形跡は無いと言いたげに感じるのは気のせい?)
【生活状況】
先述の通り「ある人」から「何らかの理由」で執拗に金銭*を要求され、自身の経営する会社の業績に少なく無い影響が出る中、被告人はポルシェのSUVを乗り回し、家賃18万9千円(後に家賃滞納)の住宅に暮らしていたといいます。
その一方で被害弁償に充てる原資は無いと述べています。
*総額2000万円程を喝取されていたと述べるだけで、被害届を出していません。
要するに、暴力団関係者の「ある人」からの金銭要求が原因で犯罪行為を行っていたと言いたい様です。
一番の問題は自分が脅されたなら、自身の犯罪行為が許されるかもしれないと考える倫理観です。
【傍聴席】
傍聴人は20人程居ますが、被害者らしき人はちょっと判りませんでした。
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