2016年10月7日金曜日

ピンサロ3号お替わり君(判決、岩槻区、大宮区)



平成27年(わ)第1405号等

少年B<!--藤田 悟-->

強盗致傷(裁判員裁判)

判決
懲役10年、未決勾留日数のうち290日をその刑に算入する。

平成27年8月20日、岩槻区諏訪、同21日、大宮区浅間町、岩槻区柏崎、岩槻区南平野の4件の連続強盗傷害事件です。
弁護人は被告人の不遇な生育歴を指摘していましたが、否定は出来ないが過大に評価すべきではないとの判断です。

4件の犯行は何れも、必要以上に執拗な暴行を加えている事で、重篤な傷害結果を招いています。事件から1年後の現在も松葉杖無しに歩行出来ない被害者が居ます。

単身赴任中の被害者は久しぶりに会う家族の事を思いながら、家路を急いでいたところで被害に遭ったと言います。娘さんの誕生日が間もなくで、「ケーキを買って帰ろう」等と考えていたと言いますから、被害者家族の一家団欒を奪ったのです。両親が居ない不遇な生育歴を主張する被告人自身が他人の家族団欒を奪うとは何とも皮肉です。
別の被害者の奥さんは妊娠中で、事件のショックで母体が不安定になったとも言います。
スマホの中の映像データ他、金銭に替えられない被害もありますし、そもそもこの連中4名には被害弁償の資力がありません。
社会復帰したら、ピンサロに行く前に被害弁償するのでしょうか。

そんな被告人ですが、4名の被害者それぞれに宛て反省文を書いて真摯な反省と謝罪の気持ちを伝えようと努力しています。
弁護人は一名分の反省文を読み上げましたが、裁判長は折角だからと全員分の読み上げを促します。

驚くべき事に、宛名を除いた文面がほぼ忠実に同一です。被告人の真摯な反省が分かります、かな。

【私感】
共犯者4人のうちに上下関係が無く、強取金もほぼ均等に分配していますから、やっぱりと言うか既に多摩少年院に入院中の少年Dを除いて横並びの懲役10年判決になりました。

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