平成28年(わ)第1040号
王 海文ことワン ハイウェン
邸宅侵入
【概要】
空室のアパートに入居に訪れた被害者が鍵を開けたところ、内側から勝手に閉まってしまいました。何かいる!
平成28年7月18日、川口市内のアパートへ家を探しに行ったさいに友人から預かった鍵を何気なく差し込んだところ、解錠出来たので空室のアパートに入室して、弁当を食べて昼寝していたところ、偶然入居者が来てしまいました。
被告人はインターネットで本件建物を見て興味を持った旨述べていますが、西川口に在住の被告人はなぜ東浦和のアパート(住所は川口市内です)に興味を持ったのでしょうか。
以前、池袋で部屋を探したとき不動産会社に悪印象を持ったので、今回は不動産会社を介さずに直接見に行ったところ、友人から2年前に預かった鍵を持っていたことを思い出し、何気なく本件の扉に差し込んでみたところ、解錠出来たので室内を見ていたと弁解しています。
弁当持参で同室を訪問して、昼寝をして時間をつぶしているなど、誰かを待っていた様に感じるのは気のせいでしょうか。
私が以前の仕事で取引があった、本件被害の不動産管理会社(TVコマーシャルを放映する大手企業)の営業さんが、本件の被告人や、最近やたらと目立つ荷物受け取り目的の賃貸アパートの侵入犯と同じ国の出身だったことを2年ぶりに思い出したので、何気なく疑ってみたぞ。
結局、明らかにならない鍵を預けた友人や、その鍵の流出経路は内通者がいるとしか思えません。
本件は偶然のイレギュラーで犯行が発覚していますから、空室のアパートがコインロッカー代わりに荷物の受け渡しに利用された件数は、水面下に多数存在すると思われます。
本件被告人はアルバイト感覚の出来心による本件犯行でビザの更新が出来なくなりそうですし、2度と日本に入国出来なくなる可能性も否定出来ません。
本件被告人は通販詐欺(仮)の荷物受け取りには関与を否認しています。
【求刑】
懲役8月
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