平成27年(わ)第1491号
宮澤 正志(52)
殺人(裁判員裁判)
【概要】
平成27年3月29日、被告人が、実母(75)に金の使い方や生活態度を注意された事に立腹して、自宅でベルトを使い母の首を絞め殺害しました。
被告人が母親を殺害した事に争いはありません。本件裁判の争点は量刑判断になります。
検察は、本件犯行の経緯を被告人元来の性格によるものだと主張する一方、弁護人は被告人が双極性障害に罹患していることを量刑に反映するべきと主張しています。
弁護側主張が正しいとすると、双極性障害の罹患者を社会内に放置する事は危険なのかもしれません。(という事になってしまいますよね)
【死因】
被害者の死因は遷延性窒息と推測されます。
不完全な気道閉塞による仮死状態からやがて死に至った事が、咽頭軟骨群に骨折が見られない事、皮膚の変色、頸部の圧迫痕などの遺体の状況や凶器に用いられたベルトの幅(2.5〜3センチメートル)から推測されます。
0 件のコメント:
コメントを投稿